クレジットカード現金化の優良店を探していると、どのサイトも「安心」「実績多数」と書いてあって、結局どこを信じればいいのか分からなくなります。
ただ、業者が自分で名乗っている言葉とは別に、国が公開しているサイトで無料で照合できる事実があります。
会社が本当に存在するのか、過去に行政処分を受けていないか、買取の許可を持っているのか。この3つは自分の手で確かめられます。
この記事では、実際に使う公的サイトの名前と、どこを見て何と突き合わせるのかを手順として渡します。
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「優良店」の看板は、無料の公的サイトで裏が取れる

優良店という言葉には、公式な認定も資格もありません。
だからこそ、看板の代わりに使えるのが公的な記録です。
業者の自己申告と、照合できる事実は別のもの
「創業20年」「累計10万件」といった数字は、業者が自分で書いているだけで、第三者が確かめた記録ではありません。
一方で、会社の実在や行政処分の履歴は、国のサイトに記録として残っています。
同じ「安心」という言葉でも、照合できる安心と、言っているだけの安心は別物です。
照合の前に集めるのは3つの情報だけ
業者のサイトの「会社概要」や「特定商取引法に基づく表記」から、次の3つを書き写します。
- 会社名(株式会社まで正確に。屋号とは別のことがあります)
- 所在地(建物名や部屋番号まで)
- 古物商許可番号(買取式の業者なら記載があるはずです)
この3つがどこにも書いていない業者は、照合する材料がないということです。
その時点で、比べる対象から外して構いません。
藤真由美手順1 国税庁の法人番号公表サイトで会社の実在を確かめる
最初に使うのは、国税庁が運営する法人番号公表サイトです。
登録も費用もいらず、ブラウザだけで検索できます。
検索できるのは商号・所在地・法人番号の基本3情報
このサイトでは、法人番号の指定を受けた法人について「商号または名称」「本店または主たる事務所の所在地」「法人番号」を検索できます。
国税庁はこの3つを基本3情報と呼んでいて、誰でも閲覧できる形で公表しています。
業者のサイトに書かれた会社名を、そのまま入れて検索します。
公表サイトは houjin-bangou.nta.go.jp で開けます。
所在地が特商法表記と一致しているかを見る
会社名が出てきたら、検索結果の所在地と、業者サイトの表記を並べて見比べます。
ここがずれている場合、登記した住所から移転して届け出ていないか、表記のほうが実態と違う可能性があります。
番地や部屋番号だけが違うケースもあるので、建物名まで含めて確かめるのが大事です。
検索しても出てこないときに考えられること
検索して1件も出てこない場合、考えられるのは次のような状況です。
- サイトに書かれているのが法人名ではなく屋号だけ(個人事業として運営している)
- 会社名の表記が実際の登記と違う(全角と半角、旧字など)
- そもそも実在しない会社名を書いている
表記ゆれの可能性があるので、所在地から逆に検索してみると見つかることがあります。
それでも出てこないなら、相手が何者か確かめられない状態のまま、カード情報を渡すことになります。
手順2 特定商取引法ガイドの執行事例検索で過去の処分を調べる
次に使うのは、消費者庁が運営する特定商取引法ガイドの「執行事例の検索」です。
行政処分を受けた事業者を、名前から調べられます。
事業者名で行政処分の履歴を検索できる
この検索は、国および都道府県による執行事例を対象にしています。
絞り込みには事業者名のほか、処分内容、取引類型、違反行為、処分行政庁、処分日などが使えます。
ページは no-trouble.caa.go.jp の「執行事例の検索」から開けます。
検索できる期間には限りがある
同サイトの案内では、原則として処分日が属する年度の翌年度の開始から5年間を経過するまでの執行事例が検索できると説明されています。
つまり古い処分は、検索しても出てこないことがあります。
ヒットしなかったことを「過去に何もなかった証拠」と読むのは行き過ぎで、直近5年ほどに記録がないという意味にとどめておくのが正確です。
屋号違い・運営会社違いもまとめて調べる
現金化のサイトは、サイト名と運営会社名が違うことがよくあります。
そのため、サイト名・運営会社名・代表者名の3通りで検索してみます。
処分を受けた会社が、別のサイト名で営業を続けているという形も起こり得ます。
藤真由美処分事例の検索とは別に、消費者庁は「先払い買取現金化」を手口として名指しで説明しています。先にお金を払わせる業者は、この時点で候補から外せます。

手順3 古物商許可番号の記載と中身を確かめる
買取式で現金化する業者は、商品を買い取って転売する立場になります。
そのため、古物商の許可が関わってきます。
許可は都道府県公安委員会が出している
古物商の許可は、営業所のある都道府県の公安委員会が出す仕組みです。
申請の窓口や様式は、各都道府県警のサイトで公開されています。
たとえば警視庁のサイトには、古物商許可申請や変更届出、標識の様式といった手続きの案内があります。
番号の書き方から発行元が読み取れる
許可番号は「〇〇県公安委員会 第〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇号」という形で、12桁の数字が付きます。
ここで見るのは、公安委員会の名前が、会社の所在地と噛み合っているかです。
所在地が東京なのに遠方の公安委員会の番号が書かれている場合は、営業所の実態がどこにあるのかを確かめたいところです。
番号そのものの実在は警察に問い合わせて確かめる
許可業者の一覧をサイトで公開している都道府県警もありますが、すべての都道府県が公開しているわけではありません。
一覧が見つからないときは、番号に書かれた公安委員会の所轄警察署(生活安全課)に問い合わせるのが確実です。
ひと手間かかりますが、この電話1本で、番号を書いているだけの業者はふるい落とせます。
古物商の許可は金券ショップにも必要なもので、券を売るときに身分証を求められるのも、古物営業法にもとづく本人確認です。

3つの照合を通っても残るリスクが2つある
ここまでの照合は「相手が何者か」を確かめる作業です。
実在する会社で、処分歴もなく、許可も持っている。それでも消えないリスクが2つあります。
換金率が後出しで下がる
広告に出ている高い換金率から、各種手数料が引かれて手取りが減るという形は珍しくありません。
会社が実在するかどうかと、提示される数字が正直かどうかは別の話です。
申込む前に、手取りがいくらになるかまで文字で出してもらうのが唯一の防ぎ方です。
カード会社の規約違反であることは変わらない
業者がどれだけまともでも、ショッピング枠を現金化に使うこと自体はカード会社の規約に反します。
発覚すれば会員資格の停止、強制解約、残金の一括請求、信用情報への登録という流れになります。
ここは業者選びでは解決できない部分です。

照合した結果を書き留めるチェックシート
2社以上を比べるときは、同じ項目を同じ順番で埋めていくと迷いません。
| 確かめること | どこで調べるか | 通らなかったときの意味 |
|---|---|---|
| 会社が実在する | 国税庁 法人番号公表サイト | 相手が何者か確かめられない |
| 所在地が表記と一致 | 同サイトの検索結果と特商法表記 | 表記が実態と違う可能性がある |
| 行政処分の履歴 | 特定商取引法ガイド 執行事例の検索 | 直近に処分を受けた記録がある |
| 古物商許可番号の記載 | 業者サイトの特商法表記 | 買取の立場としての許可が確認できない |
| 許可番号の実在 | 番号にある公安委員会の所轄警察署 | 番号を書いているだけの可能性がある |
| 手取り額の明示 | 申込前の問い合わせ(文字で残す) | 後出しで手数料を乗せられる余地がある |
上の6つのうち、埋まらない欄が多い業者から順に外していく使い方が現実的です。
看板ではなく事実で比べるための基準そのものは、こちらで詳しく説明しています。

藤真由美クレジットカード現金化の優良店選びでよくある質問
法人番号公表サイトで出てこない業者はすべて危険ですか
個人事業として営業している場合は法人番号がないため、出てこないこともあります。ただしその場合でも、特商法表記には氏名や住所、連絡先が必要です。表記そのものが欠けているなら、照合する材料がないという意味になります。
執行事例検索でヒットしなければ安全ですか
この検索は、原則として処分日が属する年度の翌年度の開始から5年間を経過するまでの事例が対象です。古い処分は出てこないため、ヒットしないことは「直近に記録がない」という意味にとどめるのが正確です。
古物商許可番号が書いてあれば信用できますか
記載があることと、その番号が実在することは別です。番号にある公安委員会の所轄警察署の生活安全課に問い合わせれば確かめられます。所在地と公安委員会の都道府県が噛み合っているかも見てください。
ランキング上位の店から選べばよいのではないですか
ランキングは紹介料の高い順に並んでいることがあり、順位の付け方が書かれていないものも多いです。この記事の3つの照合は、順位とは関係なく同じ手順で誰にでも当てられます。順位ではなく埋まった欄の数で比べてください。
照合に通った業者なら規約違反にはなりませんか
業者の適法性と、利用者とカード会社の関係は別の問題です。ショッピング枠を現金化に使うこと自体はカード会社の規約に反するため、発覚すれば利用停止や強制解約、残金の一括請求につながります。業者選びでは解消できません。
まとめ
クレジットカード現金化の優良店は、看板の文字ではなく公的な記録で比べられます。
国税庁の法人番号公表サイトで会社の実在と所在地を照合し、特定商取引法ガイドの執行事例検索で処分の履歴を調べ、古物商許可番号は所轄の警察署で確かめる。この3つが軸です。
そのうえで、手取り額を申込前に文字で出してもらえば、後出しの手数料も防げます。
ただし、どれだけ業者を絞り込んでも、ショッピング枠の現金化がカード会社の規約違反であることは変わりません。
照合の結果と、その事実の両方を並べたうえで決めてもらえたらと思います。

